出来るだけ口元を引っ込めて横顔のフェイスラインを綺麗にしたい希望だったため、矯正用アンカースクリューから前歯を引っ張ることで上下の前歯をおよそ12㎜後方に引っ込めました。

横顔のEラインが良好になり、口が閉じやすくなったため下唇の下の梅干しがなくなり、唇がリラックスしてリップラインが綺麗になりました。また正面から見たフェイスラインもスッキリしました。

下の歯にデコボコがなく、奥歯のかみ合わせに問題がなかったため上の前歯6本だけに装置を装着して並べました。反対咬合が治り?みやすくなり、右上の八重歯もおりてきました。

また歯が並ぶとともにかみ合わせの深さも改善し下の前歯が見えやすくなりました。

極力歯を抜かずに歯を並べたい、費用的に部分矯正にしてほしい、でも前歯が出っ歯になるのが心配という患者様だったため、上顎全体の歯列を後方に移動しながら上の前歯を並べました。

上のみの部分矯正で治療を行いましたが、結果的に前歯が少し引っ込んだため?み合わせも少し改善することができました。

開咬を治すときにむやみに前歯を伸ばしてしまうと骨がついてこれず歯肉退縮を引き起こすことがありますが、バランスよく奥歯の位置、前歯の位置、下顎の位置を調整することで歯ぐきの退縮を起こさず前歯を接触させることができました。

セラミックのかぶせ物にして歯を白くしました。これにより歯ぐきの黒ずみもなくなりました。

歯の表面だけを一層削って、ラミネートベニア（セラミック）を貼り付けています。すき間を埋めることが出来ました。