マウスピース矯正とは、透明のマウスピースを歯につけて矯正治療を行う治療法です。ポイントは、以下の3点になります。

  • 透明な装置なので目立ちにくく、取り外しができる
  • 毎日18時間以上も装着する必要がある
  • 大きく歯を動かすことはできない

詳しいメリット・デメリットなどは、以下をご覧ください。

〈メリット・デメリット〉

メリット
  • 装置が薄く透明なので目立ちにくい
  • 取り外しができるので、歯磨きがしやすい
  • ワイヤーやブラケットがないので、口内炎のリスクが減る
  • 金属アレルギーの症状が出にくい
  • 軽度の凸凹した歯並びや後戻りした歯の治療には適応する
デメリット
  • 1日に18時間以上も装着し続けないと治療効果が得られない
  • 歯を大きく動かす必要がある治療には適応しない
  • ワイヤー矯正に比べると、治療精度が低い
  • 顎関節症が悪化する可能性がある
  • 治療期間が長くなるケースが多い
  • 治療費用が高額になるケースが多い
  • アタッチメントと呼ばれる突起物を歯につける場合がある
  • 治療期間や精度を向上させるインプラント矯正とは相性が悪い

上記を見ていただいても分かるとおり、マウスピース矯正はメリットに比べてデメリットがたくさんあります。

おどすわけではないのですが、特に装着時間については、「1日18時間以上、毎日装着し続ける」という治療条件を守るのが難しいと感じる患者さまが多くいるのが現状です。

●就寝中
●仕事中
●飲み会
●旅行  

など、どんな理由があっても、装着し続けないと治療の効果は得られないので注意をしましょう。

もしイメージが湧きにくいという場合には、当院の「お試し矯正システム」をご利用ください。

当院でお試し用のマウスピースを1つお渡ししますので、実際にマウスピースをつけて数日過ごした上で治療前に、

  1. 毎日、長時間マウスピースを装着したまま生活できるのか?
  2. ワイヤー矯正に比べて、治療期間や治療費がかかるけど良いのか?

といった2点をよく検討し、担当医と相談をしながらマウスピース矯正を選ばれると後悔のない治療の選択ができるはずです。

また、当院ではそういったマウスピース矯正のデメリットを補うために「ワイヤー矯正保証」もご用意しております。

マウスピース矯正で想定の治療結果が得られなかった場合には、無料で通常のワイヤー矯正に変更することも可能です。詳しくはこちらのページをご覧ください。→「ワイヤー矯正保証とは?」

矯正歯科治療に伴う
一般的なリスク・副作用

〈ワイヤー矯正がオススメな方〉

  • 目立ちにくく取り外しができる装置を希望される方
  • 毎日18時間以上、マウスピースを装着し続ける生活ができる方
  • 歯を大きく動かす治療が必要ない方
  • 金属アレルギーについて不安な方
  • 顎関節症のリスクが少ない方
  • 治療期間や治療費が増えても良い方

〈当院推奨の装置名〉

当院では主に、以下のマウスピースをご用意しております。詳しい違いについては、ご来院いただいた際に担当ドクターから直接ご説明いたします。

  • マウスピース型矯正装置(アソアライナー、クリアアライナー、インビザライン)
  • トゥースポジショナー

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない 未承認医薬品です。 アメリカのアラインテクノロジー社の製品の商標です。インビザラインジャパン社を介して入手しています。「国内の承認医薬品等の有無」 国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているもの は複数存在します。マウスピース型矯正装置(インビザライン)は1997年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けています。 マウスピース型矯正歯科装置(インビサライン)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、 承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

オススメする矯正装置の種類

ワイヤー矯正、裏側矯正(ハーフリンガル矯正)、マウスピース矯正の3つの矯正装置をご紹介します。